マスクデザインの裏話

衣装デザイナーとしての知恵やこだわりぎっしり詰まったマスクの裏話。


Keikoが衣装提供してきたその数は、ニューヨークにある一流モダンダンンスカンパニーをほぼ総なめ。ニューヨークタイムズに7回も掲載され、彼女の衣装を見たことがない観客はいないであろう。世界のトップを誇るAlvin Ailey American Dance Theatare を始め、ライオンキングの振付師,、Garth Fagan氏率いるFagan Dance Companyとも常連契約中だ。

    
そんな彼女がパンデミックを機にマスク作りに精を出し、彼女のファンは全米に一気に広まった。現在(2021年11月)すでに10,000個を超えるマスクを世に送り出し、今ではシアターやダンスカンパニーとの専属マスク制作オファーが後を絶たない。時間に追われる中でもその過程は、本人がすべてを行っている。

まずマスクの原型を作るパターンは本人自身がミリ単位まで計算し、見た目にもエレガントさがあり機能的なサイズであるか?を研究。また、短時間で大量生産を担っていくであろうと先を読み、制作中にアイロン、まち針止めをしないで作れる型にした。そしてマスクの顔ともなる外側の生地選びには、繊維の%を確認し、色合いやマスクとして合うデザインか?を考慮しながら数時間を費やすこだわりだ。


また、裏地は衣装デザイナーならではのアイディアで、ドレス衣装に使用される軽く、通気性に優れ、汗をすぐ吸収する化学繊維・ナイロンネットの使用が特徴的だ。この裏地が彼女のマスクが大ヒットした理由だと言っても過言ではない。実際購入した人のコメントが立証しているように

息苦しくない

メガネが曇らない

大きめサイズでハグされた感じが安心

フィット感が心地良い

スピーチをしても口に入ってこない

呼吸をした時にパコパコ鼻にくっつくことがない

裏地がサラッとした感じ

肌に密着しない為、肌荒れにならない

...など。

マスクの難点でもあった耳が痛くなる問題に真剣に取り組み、バレエタイツの輪をうまく利用し、長時間付けていても痛くならないマスクを編み出した。このタイツ選びには数社のタイツを全社取り寄せ、柔軟性とストレッチ度を比較し、現在使用中のタイツは全米から選んだ2社のみ。

最後に安全性についても触れておきたい。
『布マスクに高度性の綿と、化学繊維や絹など静電気を帯びた素材を組み合わせると、空気中のエアロゾル粒子を効果的に除去できるとの研究を米シカゴ大学などのチームが発表した』(2020年5月)
まさに彼女が選択した判断はドンピシャであった。外側の生地は少し遊び心で選んだとしても、マスクは3層構造でできており、真ん中にフィルターとして綿100%のコットンが縫い付けてあり、裏地は先ほど話した化学繊維・ナイロンネットを使用している為、まさにこの研究発表に合致した安全性だと言えよう。また、不織布と同じ機能を持ち、繊維の摩擦から粒子の小さい菌もブロックする。

*****
さぁ日本の皆さん!私たちが自信を持ってお勧めする、機能的にも安全的にも安心なKDesignデザイナー、Keiko Voltaire のマスクの良さを体感してみてください!(製作数は在庫限りとなります)
国際郵便料金の負担なく、東京から発送作業をいたします。全て手作業となります為、発送までに2〜3営業日かかりますことをご了承ください。